PMDDとは

PMDDは、月経の数日前になると強い精神的な症状が出てくるような状態です。強い鬱状態、激しく情緒不安定になり、日常生活・社会生活が困難になります。

 

時には暴力的になってしまうこともありますし、感情のコントロールがうまくできないこともあります。考え事がうまくまとまらず、物事がうまく進められなくなることもあります。

 

過眠や不眠、過食や偏食などもこの症状に含まれます。肉体的にも、乳房の痛みや筋肉痛、関節痛などの痛みがあったり、”膨らんでいる”という感覚があったりします。

 

いわゆる、うつ病と症状はとても似ているのですが、PMDDは、月経前に始まり、それぞれ個々のタイミングがありますが、月経の兼ね合いで症状が収まります。

 

1ヶ月の間で、月経を基準としてそういった精神的なサイクルが成り立つような状態でになります。

 

いずれにしても、期間限定で、月経のある時期を過ぎると何の症状もなくなってしまう、という人が、このPMDDに当てはまります。

PMSとPMDDの違い

PMSとPMDDというのは、どちらも期間限定の症状です。どちらも月経前から月経の兼ね合いで個々のタイミングで症状がさっぱりなくなってしまいます。

 

そしてまた、次の月経前になると同じような症状が出てきます。

 

PMSとPMDDの違いは、抱える症状の重さによります。月経前の精神的、肉体的な症状が、比較的軽めであればPMS、日常生活が困難になるほどであればPMDDとの診断になります。

 

PMDDの症状については、PMSに比べると"過激"であるような状態になります。

 

PMSというのは、月経のある女性の約70%くらいが症状を抱えているとのことです。それに対し、PMDDというのは、月経のある女性の約5%くらいとなっています。

 

PMSとPMDDも、どちらも月経によって女性ホルモンのバランスが崩れることが原因と言われていますが、詳細のメカニズムなどについてはまだ研究途上になります。

 

また、PMSは婦人科の受診がベースになりますが、PMDDは婦人科から精神科への紹介があり精神科での受診が多くなっているようです。

PMDDの治療方法は

PMDDについて、詳細の発症メカニズムというものが解明されていないため、治療法というのは確立はされていません。

 

しかし、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因であると言われています。イソフラボンから変化する「エクオール」という物質が女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われ、「エクオール」が治療に有効ではないかとされています。

 

有効性も少しずつ実績が上がっています。ホルモンバランスを整えるために、ピルの併用する場合もあります。

 

あまりにも症状が強い時には、精神安定剤などを処方されます。辛い時は、やはり薬を飲んで、症状を緩和させることも大切です。

 

また、PMDDの診断を早めに確定させるためには、基礎体温表を2-3カ月計測しながら、自身の身体の状態をチェックしたものを持参するとよいです。

 

PMDDはいわゆるうつ病の一種という位置づけです。そのため、早めの診断による、早めの治療をした方がよいのです。服薬することによって、だいぶ症状が緩和される病気です。

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